結婚して夫婦になると、相手のいいところだけでなく、悪い部分とも向き合わなければいけなくなります。
相手のいろいろな面を見るうちに、おたがいの関係性にも変化があらわれます。
そこで今回は、既婚者であるカップルたちへ恋人時代との変化について調査。 結婚前と結婚後では、どのように男女の関係が変化していくのでしょうか。
“恋人”から“生きていく上での相棒”へと変化
結婚をすると、良くも悪くも、恋人同士だったころのときめきというのは薄れるもの。
人生のパートナーとしての関係に変化していくのは、当然のことと言えます。
「結婚すると、たとえばお金の話とか具体的な将来設計とか、個人のものだったのが、共通のものになりますよね。とくに子育てがはじまってからは、恋人や夫婦という意識から、人生の相棒という意識に変わりました。ふたりで助け合いながら、“家族”という関係を維持しています。」(34歳女性/WEBライター)
結婚をすると、恋人時代には想像もできなかったような困難に直面することもあります。
そんなときに支えとなるのが、パートナー。
いち個人として恋愛をしていた頃とはちがい、ふたりでひとつという意識がより強くなるのです。
ともに助け合って生きていくという意識を持つと、結婚後もふたりの絆をさらにたしかなものにできますよ。
言いたいことを言える関係へと変化
恋人同士だったころは、相手に嫌われたくないという気持ちが働いて、なかなか思うことを素直に伝えられない人も多いもの。
結婚という安定を手に入れることで、おたがいに心のうちをぶつけあえる関係へと変化していくようです。
「恋人時代には、彼への不満を自分の中に押し込んでいた私。しかし結婚してからは、相手への不満を素直にぶつけられるようになりました。 それが原因で、ときにはケンカをすることもあります。 でも、相手にはきちんと伝えないといけないこともあるので、いまの関係性のほうが私はしあわせです」(29歳女性/パート)
“結婚して妻が強くなった”というエピソードが多いのは、女性がありのままの姿をさらけ出せている証拠でもあります。
おたがいに言いたいことをしっかりと言い合えるのは、家族としての絆がしっかりつながれている証拠。ふたりの関係性が、ステップアップした証とも言えるのではないでしょうか。
ただし、毎日一緒に過ごしていく上では、相手への思いやりも同じように大事。自分の頭の中の考えをそのままぶつけるのではなく、伝え方には注意してみてくださいね。
上下の意識がめばえるようになった
夫婦になってから、恋人同士のときにはなかった“上下関係”が発生したというカップルも少なくありません。
「僕と妻は同い年。恋人時代には同い年ということもあり、おたがいに同じ目線で楽しい日々を過ごしていました。 でも結婚してからというもの、妻が僕よりも上の立場に立とうとして、あれこれやたらと指示を出してくるようになり……。 女性が強い方が家庭はうまくいくというので、僕はじっとガマンの日々をすごしています」(30歳男性/運送業)
“かかあ天下”という言葉があるように、結婚後女性の方が立場が上になったという夫婦は多いもの。
男性にとってはガマンの日々が続くことになるかもしれないですが、妻が上の立場にいると、家庭円満になる確率がアップするようです。
上手に女性を立ててくれるような男性を選べば、しあわせな結婚生活を送れるかもしれませんね。
関係の変化も結婚の“リアル”
恋人気分のまま結婚生活を送るカップルもいますが、実際は関係性の変化を感じている人たちが多いのです。
変化があるからこそ、人生は楽しいもの。
関係性の変化になげくのではなく、その変化を楽しむと幸せな結婚生活を送られるでしょう。
(婚カツ編集部)