最近、有名人の方も「妊娠をキッカケに結婚を発表する」ケースが増えてきています。
「子供ができる」ということは、ある意味、結婚のキッカケをもらったと捉えるのが当たり前のようになってきました。
でもそれに合わせるかのように(合わせているわけではないと思いますが)、離婚率も増加してきており、10秒に1組が別れを決意しているというデータも存在します。
今回は「デキちゃった婚」の本来の位置付けや、周りが実は抱いている印象などをご紹介していきましょう。
そもそも「デキちゃった婚」って?
「妊娠したことをキッカケに結婚をすること」を指す言葉で、1990年代後半から使われるようになったそうです。
2000年には当たり前のように、ドラマなどでも使用されるようになったのだとか。
厚生労働省による位置付けは、「結婚期間が妊娠期間より短い出生のこと」を指すようです。ある調査結果によると、日本全体の結婚した理由の25%は、デキちゃった婚なんだとか!
性に対する意識の変化や、芸能人が結婚の理由としてあげる回数が増えたことが、デキ婚の拡大につながっていると見ていいでしょう。
デキ婚の印象は、2極化!
マイナビウーマンが22歳〜34歳の働く女性212人に、「結婚のきっかけがデキちゃった婚でもいいと思いますか?」という調査をおこなったところ、全体の49.5%が「思う」、50.5%が「思わない」という結果に。
口には出さずとも、あまりいい印象を持っていない人は多いのではないでしょうか?
「デキ婚をいいと思う」派の意見としては、「なかなか決断しにくい結婚への貴重なキッカケ」というものが多く、なかには「不妊で悩む必要がない」なんていう直球な声も!
ただデキ婚への理解が広まっているのをいいことに、「結婚するための強行策」として子供を作っちゃえというパターンもあります。適齢期になれば、結婚への焦りがあるのは当然のこと。
年齢があがると妊娠する確率も低くなってしまうと言われていますから、分からなくもないんです。
ですが、結婚は人生のゴールではなく、いち通過点。なのに、後先考えずに(考えているかもしれませんが)デキ婚を安易に選択するのは、相手を思いやっていない行為ですし、その後の結婚生活がうまくいっているところを想像できません。
まるで子供を一種のツールのように扱っている印象まで受けてしまいます。そのため、心の中では快く思っていない人が半数以上存在するのでしょう。
悪いわけではない! お互いが納得したデキ婚を
女性側の一方的な想いではなく、ちゃんと相手と話し合いをした上で、キチンと意味のあるものにできるのであれば”デキ婚”もありだと思います。
未来のお子さんのことも考えた、素敵な結婚のタイミングとなりますように。
(村上真朝/ライター)
(婚カツ編集部)