「1人暮らしをしたことがない女性は、結婚相手として考えられない」こんな男性の声を耳にしたことがあります。
その理由は「いい年して実家暮らしの女性は家事ができないし、自己管理もできないから」とのこと。
中には、実家の家業を継いでいるため実家に住んでいるという女性にまで「家業を継いでいても、実家を出て1人暮らしをして通勤することはできるはず!甘えているだけだ!」と批判する声もあるから驚きです。
果たして、この噂は本当なのでしょうか?
実家暮らしの女性は家事ができない?
実家暮らしの女性が家事をできるかできないかは、その女性の育ってきた環境に大きく左右されます。
母親が何でもやってくれる、または家事をしてくれるお手伝いさんがいるような裕福な家庭に育った女性の場合は、家事が全くできないこともあるかも知れません。
しかし共働き家庭に育った女性の場合、「子供の頃から家事をやらざるを得なかった」という方も多くいます。また料理に関して言えば、1人暮らしか実家暮らしかに関係なく「母親が料理上手だったかどうか」が大きく影響するようです。
TVのバラエティ番組で、海水浴場などで一般の女性に料理を作ってもらう企画があり、そこでとんでもない料理を披露する女性がいます。
彼女達はおそらく、普段料理をしないというわけではありません。普段料理をしていなくて自信がないなら、そもそもTVの前で料理することを承諾などしないでしょう。
母親が「トンデモ料理」しかできなければ、それを食べて育った娘も同じようになることが多々あるのです。
実家暮らしの女性はだらしなく、自己管理ができない?
これもよく言われることですが、断言はできません。逆に、1人暮らしだからこそ自己管理ができなくなる場合もあります。
筆者が学生の頃、通っていた大学の近くで1人暮らしをしていた先輩の家に遊びに行きました。
その先輩は「2年間(後に『3周年記念』を迎えたとのこと)、キッチンの洗い場を掃除していない」という噂を聞いていました。
実際に見た先輩の家のキッチンは・・・まあ言葉には言い表せないくらいの惨状でした。キッチンだけでなくトイレも同じくらいの期間掃除をしていないということで、それは凄惨な有様でした。
もしこの先輩が実家暮らしだったら、キッチンやトイレをこのようになるまで放置はできなかったでしょう。
家族とは言え「他人の目が常にある」ということは、案外重要なのです。
なぜ「実家暮らしの女性は結婚相手にならない」と言われるの?
実はこれ、身勝手な男性の下心丸出しな都合の場合がほとんどです。
男性としては、両親のいる女性の実家へ行くのはハードルが高く、真剣に結婚前提に交際している場合以外は「ちょっと気軽に寄っていこっと♪」とはいきません。
1人暮らしの女性の場合、そこまで真剣に付き合っていなくても男性は家に遊びに行けますし、ヒモ志望の男なら転がり込むこともできるのではないかと期待します。
いわゆる「ヤリ目」の男性は、「婚活世代の女は『結婚』をチラつかせれば簡単に落とせる」と思い込んでいます。
彼らにとって親と一緒に暮らしている女性というのは「都合の悪い存在」のため「結婚相手には無理!」と否定するのです。
もしこの理由で結婚を渋る男性がいたら、彼は「ヤリ目」の可能性があります。要注意ですよ!
(Nona/ライター)
(婚カツ編集部)