家に帰ったら毎日彼と会えて、生活費も二人のほうが安くなる。もしかしたら、このまま結婚できるかも……!
魅力的な点も多い同棲ですが、同棲したばかりに別れに至ったり、婚約が白紙になってしまうケースも多いんです。
期限を決めなかった
結婚が同棲に結びつかない理由の上位にあるのがコレ。期限を決めずにダラダラ同棲することで、彼の結婚への意気込みを削いでしまうというものです。
仕事に遊びに忙しくても、家に帰ればとりあえず彼女と会えるから、あえてデートを企画しなくてもいい。彼女が家事をしてくれることが多いから、キレイな家で美味しいごはんが食べられる……。
男性にとって同棲とは、こんな感じで結婚生活の美味しいところだけを味わえるもの。あえて面倒な手続きを踏んで結婚しなくてもまあいいか!となってしまいがち。
長ーい同棲生活の終わりが些細なことでのケンカ別れなんてイヤなら、同棲は期間限定で臨みたいものです。
逃げ道のない間取り
「間取りのせいで同棲が失敗」なんてケースもあります。
ワンルームや1Kのように、常におたがいの顔を見ていなくてはいけない間取りは、いざ暮らし始めるとラブラブカップルでもキツいもの。
一人でふっと気を抜く瞬間も持てないし、ケンカをしても頭を冷やすこともできません。
重視すべきは平米数よりも「プライバシーを保てるか」。同じ面積なら、超広いワンルームよりも、それぞれの部屋は狭くても2Kのほうが同棲向き。
できれば、おたがいのスペースに入らずに生活できる振り分けタイプの間取りが最高なのだとか。仲良く暮らしているカップルほど、おたがいの空間を重視しています。
一人の時間を否定した
「ちょっと一人になりたいな」という気持ちは誰にでもあるもの。これを尊重できないと、同棲どころか二人の関係自体終わってしまうかも。
ベランダでタバコを吸いながらぼーっと考え事をしている彼を「なんで一人でいたがるの?同棲の意味ある?」と責め立てたり、忙しく家事をこなした彼女が、お風呂に入って一人で息抜きしたいのに、彼がしつこくちょっかいを出して怒られたりと、悪気はなくても大きなストレスを相手に与えてしまうケースもあります。
「家に帰ったら寝るまでずっと顔を合わせている」生活を強制されると、家に帰ること自体がイヤになってしまうかも。
子どもができた
入籍前の妊娠のせいで彼と気まずくなることもあります。
コレをきっかけに籍を入れよう!と親に報告して「順番も守れないのか」と叱られたり、婚約中で挙式のプランがあったのに、妊娠のために当初の希望とずれてしまったことが原因で、わだかまりが残ることもあります。
特に親や、上司世代には、入籍前の妊娠に厳しい目を向ける人もまだ多いです。結婚式の希望が叶わなかったことをずっと心残りに思っている人もいます。
妊娠が、長い同棲からの結婚のきっかけになることもありますが「結婚生活の最初にケチがつく」結果になってしまうことも。
同棲しているからこそ、バースプランには細心の注意を払いたいものです。
同棲は期限と距離感を持って慎重に!
結婚後の生活をシミュレーションするためにおためし同棲する人も多いですが、距離感をなくしすぎると失敗してしまうのかもしれません。
同棲しても、線を引くところは引く……そんな態度が結果的に二人の関係を安定させると言えそうです。
(中野亜希/ライター)
(婚カツ編集部)